鉄筋コンクリートの構造物はコンクリートのアルカリ性が損なわれて中性化が進むと鉄筋の酸化(錆び)を引き起こし、構造体が大きく劣化します。
この例は、中性化の進行度合いの調査と、合わせてコンクリートの強度試験を行ったものです。
0.調査、試験計画書
事前調査を実施し本調査の計画書を提出します↓
1.コア抜き
コア抜きドリルを使ってコンクリートに穴をあけます↓
2.サンプル取り出し
直径50mmのサンプルを取り出します↓
3.フェノールフタレイン散布
赤紫色の部分はアルカリ性を保っています↓
4.中性化部分の計測
左側(外部側)は中性化していないが右側(室内側)に中性化が見られます↓
5.圧縮強度試験
コア抜きした試験体を圧縮試験機にかけ、強度試験をします↓
7.調査結果の報告書2
この案件では1階部分の中性化がかなり進行しているが、コンクリートの強度は充分なことが判明しました↓