乾燥収縮ひび割れの場合
構造力学的には問題ないケースが多いので、見た目や衛生的な問題が
あれば表面に適切な「塗床」を施すのが良い。
土間下に地中梁があるかどうかで対応が大きく変わったりするので、
専門家による入念な調査と検討が必要です。
床構造の強度不足の場合も専門家による調査と検討による対応が必要と
なります。
構造的なひび割れの場合
土間下の地盤沈下よる場合の対策は大きく2種類の方法が考えられます。
1.土間下に杭を打つなどして土間の沈下を防ぐ
この場合、杭工事のための重機が建物内に入ることが可能か
どうかが問題となります。BH工法など比較的重機の高さが
低い工法もあります。
2.建屋と土間を切り離し、地盤の沈下とともに土間も沈下させる
この場合、建屋と土間を確実に切り離すことがポイントとなります。
また、沈下が進み支障をきたしてきたら、再度水平に上塗りを
繰り返すことになります。
建物の用途によっては、床をアスファルト舗装にする工法も
あります。
この場合も、沈下が進んだらオーバーレイ(上塗り、嵩上げ)を
繰り返すことになります。